鼻カン周りと掛けバリの選び方
市販されている鼻カン周りの仕掛けと掛けバリには主に2種類あります。
それぞれの仕掛けを選ぶとき、組み合わせによっては鮎釣りが成立しないものがあります。
釣り具屋へ行って迷わないように、基本の鼻カン周りと掛け針の選び方を押さえておきましょう。
一般的な鼻カン周り
一般的に市販されている鼻カン周りは
- 鼻カンとサカサ針一体式ハリス止め
- 鼻カンとハリス止め(背針があったりなかったり)
このどちらか、鼻カンとハリス止めのタイプは背針がついているものが主流ですね。
一般的な掛け針
次に掛け針ですが
- サカサ針がついていない短い掛け針
- サカサ針がついている長い掛け針
この2種類。
鮎釣りが成り立つためのパーツをどこで接続するさせるかがポイント
こうしてみると結構複雑ですが、結局鮎釣りを成り立たせるためにどんなパーツが使われているか、は共通です。
そのためその各パーツをどこで分離させているのか、どこで接続させるようにするのか、を考えれば簡単です。
鮎釣りを成り立たせるために必要となるパーツは
- 鼻カン
- サカサ針(サカ針、ヘソ針という呼び方も)
- ハリス止め
- 針
結局この4つのパーツがそれぞれつながっているだけです。中でもハリス止めは、分かれているパーツをつなぐ接続装置のようなもの。
このハリス止めがサカサ針の前に来るのか、後ろにくるのか、この違いだけです。
ということで、一般的に市販されている仕掛けの組み合わせは
サカサ針のない鼻カン周り+サカサ針のある掛け針
こちらの仕掛けの場合は、掛け針が7本だか8本セットで販売されていて、ちょっと針がかさばるのが難点。
ただ背針を固定で使おうと思ったときはこちらの鼻カン周りの商品数が多いので、背針ユーザーはこちらが便利かもしれませんね。
そしてサカサ針がついている鼻カン周り+サカサ針のない掛け針
こちらの場合、掛け針が大量に入って販売されていますし、持ち運びにも非常に便利。また背針のついていないいわゆるノーマル仕掛けというもので、基本とも言える仕掛けです。
背針を付けない仕掛けで、かつ利便性を重視するならこちら。
また背針を使うと鮎の頭が下がる泳ぎ方をするため、それを嫌ってノーマル仕掛けにこだわる釣り師も多いですね。
とは言え、初心者の内はどちらでもいいでしょう。
オトリ操作を覚えるためには、背針のないノーマル仕掛けを個人的にはおすすめしたいですが、こればっかりは好みの問題です。
鮎釣りに始めて色々道具を買いこんで向かったはいいけれど、組み合わせを間違えて「釣りができない・・・!?」なんて事態が起きないようにしたいですね。
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